8月2日 漆喰壁塗り 後日談 炭山ホットステーション

8月2日、漆喰が足りなくなってしまった。慣れずに厚くなっていた。
朝倉木工から追加注文。→発注先→漆喰受注先
の最後のところの手違いでなんだか怪しい雲行き。
このままではおもいっきり塗りかけのまま取材当日になってしまう。

そういえば炭山に腕のいい左官屋さんの倉庫があるらしい。
昼間何回か伺ったがお留守でまだ顔を合わせたことがない。
『 さくあん 』さん。(むかしはさかんやさんのことをこう呼んだそう)
連絡して事情を説明すると、
『 倉庫に入って適当に探してもってけ! 』 
倉庫に行ってみると留守番のご家族の方がいて
事情を説明。カルクオールの半分弱入ったのがあったので
お言葉に甘えて頂戴した。早速塗ってみるとなんだかちがう。
とても塗りやすい。なぜだ?

後日さくあんさんのところを訪ねた。親方に会うことができた。
塗りやすかったのは、かなりしっかりまぜているからだそう。
我々は電気ドリルに幅70㎜くらいの板をくわえさせて
混ぜたが、そんなもんじゃ足りなかったようだ。
それからスイス漆喰カルクオール、悪くないけど、
『 その土地にはその土地の土壁が一番
  理にかなっているとわしは思ってる。 』
いろいろな左官見本がいっぱいでおもしろい事務所で
さくあんさんが参加されている
京都の町屋改修や技術保存に力を注ぐ京町屋作事組の活動についてなども
伺って、今の建築基準法について我々もセルフビルドしながら
疑問に感じた部分もあったので非常に興味深く時間が過ぎた。
『耐震実験の壁を塗ったこともあるけど、制限時間があって、、』
などときくと、耐震実験は注目していたけど内容をもっと厳密に見ないと
乾いた壁の強度が出てるかと気にしたことなかったので勉強になった。

『 町屋って今の建築基準法に適合してない。
でも結果的に長持ちさせることが可能なつくり。』
いまの建築基準法はざくっというと
筋違(ななめの補強)をがちがちにいれて、
土台基礎と木部もがっちり連結させて、という考え方。
本当はしっかり木組みしてあれば
しなる柳のようにがっちりさせないことがかえって強さとなる。
でもそういうのはどれくらいの精度で大工さんがきっちりつくったか、
不正を調べにくいから、筋違何本、ボルト何か所、オッケ!
っと確認しやすいようになってる現状があり、
いまは基準法に適合しないと住宅ローンも組めないからそうする
けど、その建て方がほんとーーーに正しいかはわりかし疑問もある。
ということはセルフビルドをしながらも設計のとよもとさんから
伺ったりしていてなんだかへんですねえと話題にものぼった。
ひとまずそういう現状を知りながら家づくりできたということはよかった。

注文していた漆喰も、担当の方が早朝から遠方へ取りに行ってくださり
予定より半日遅れだけでなんとか施工リミットに間に合った。

朝倉木工の塗り壁、おもいっきり素人らしい出来栄えだけど、
そんなこんなでいろいろな心意気が練りこまれました。
京都炭山朝倉木工 KYOTO SUMIYAMA ASAKURA MOKKOU
Posted by 京都炭山朝倉木工 KYOTO SUMIYAMA ASAKURA MOKKOU
投稿 2010年09月30日
最終更新 -0001年11月30日
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